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12
2018

病院通いの善し悪し

CATEGORYその他
前回の記事、ほとんどの猫ちゃんがお薬を飲ますのが大変なのをわかっていたので、少し書くのを迷ってました。
そして思ったよりも薬の名前を教えてくださらない病院が多いのにもびっくりしました。
こちらから聞きにくいのわかってるだろうに、ちゃんと教えてくださっても良いよねぇ。
うちは口答だけじゃなく、薬袋にもきっちり書いてあるし、大きい方の病院はわざわざ先生直々に検査結果の裏なんかに書いて下さる。
代替医療の病院なんて、輸液パックの写メを撮るようにあちらから言われたくらい。
きっとネットで調べてうるさく言う私みたいなのがいるから嫌がられるのかも(笑


うちは王様も姫様も子どものころに風邪を引かせている。

王様はうちに来てから、姫様はブリーダーさんのところで一度引いた風邪がぶり返した感じ。

おかげで生後数ヶ月から病院に通っていた。

そのことについては褒められるべきことじゃないのだけれど、結果的に良かったのかもと思う。
(負け惜しみ。当時は「死んじゃったらどうしよう」と泣きながら徹夜で看病してました)

ずっと同じかかりつけの病院で診てもらっていたおかげで、うちのニャンズは病院通いをそんなに嫌がらない。

確かに注射は嫌いだけど、診察台で看護師さんや獣医さんに愛想を振りまく余裕はある。

姫様は人間スキーなので相手をしてもらうだけでゴロゴロ言い始めていつも心音がわからないと言われる。

うちのかかりつけの病院は猫の病院通いを定着してもらうために、月に一回猫ちゃん身体検査をしてらっしゃる。

うちはどっちにしても血液検査で通っているので、参加したことはないのだけれど、こういうシステムがもっと広がれば良いなと思う。

病院とは無縁で長生きする子もいるけれど(うちの実家の子がそう)、いざ重大な病気になったとき、病院通いそのものがストレスになるのって大変だと思う。

でも病院に行くと今度は感染症の心配もあるしね〜〜。

予防接種も良いことばっかりじゃないみたいだし。

うちは王族がたまたま人なつこい子だったけれど、実家のにゃんずはまったくダメ。

上手く大きな病気をせずに育ったけれど、病院に連れて行くことなんてできない。

一匹はとっても凶暴で家族以外の人に対する攻撃が容赦ない。

家族ですらやられることもある。

でもかわいいんだけどね。

そんな彼は今年の春に20歳になられた。

その子を見てたから、うちもイケると思ってたんだよね。

姫様には頑張ってもらおう。
11
2018

お薬のこと、あれこれ

CATEGORYその他
ヒャッハーな姫様、ウケて頂いて良かった(笑
使ってるブラシがシリコン製で抜け毛が綺麗にごっそり抜ける。
それ見てたら頭に乗せたくなっちゃって。

コメントをいつもありがとうございます。
今回腫瘍が見つからなかったことにホッとしてしまってましたが、クレアチニンの上昇もなかなか悩みどころ。
今度は再び腎不全と闘います。



王様は多いときで、薬とかサプリとかを10種類以上飲んでいた。

アルサルミンだけは他の薬と1時間は空けるように言われていたけれど、他の薬に関してはいつでもかまわないという指示だった。

うちはどちらの病院も薬の名前を聞かなくてもちゃんと教えてくださる。

ときどき素人はそんなこと気にせんでよろしい的に、薬の名前を教えたがらない先生もいるそうだ。

でも薬の名前はちゃんと聞いておいていた方が良いみたい。

王様にあげている薬を一つずつ調べてみた結果、空腹のときにあげた方が良い薬と食後の方が良い薬があった。

漢方なんかは基本的に空腹時の方が良いみたい。

そしてアルサルミン(スクラルファート)も空腹時の方が効果があるそうだ。

調べたのは全て人間のお薬情報からなのだけれど、動物でもそんなに変わらないんじゃないかと思う。

人間みたいに細かい指示がないのは、猫に薬を飲ませるのが大変だからという理由が大きいような気がする。

フードに混ぜてあげてる人が多いので、空腹時にという指示をしにくいのかな?

どうしてもフードに混ぜてでないと飲めない子はどうしようもないけれど、もし頑張れるのなら薬の効果を一番発揮するタイミングで上げたい。

そして副作用を調べていたときに一番気になったこと。

アルサルミンなんだけど、これを服用しているときに牛乳やカルシウムが多い食品をとると高カルシウム血症になることがあるそうだ。

王様はドロドロフードを嫌がるようになったとき、チューブダイエットに切り替えてた時期があった。

チューブダイエットって粉ミルクみたいな物。

王様の末期の血液検査で高カルシウム血症が出たことに関係があるかどうかハッキリ言えないけれど、可能性としては捨てきれない。

その情報を見てから再度ドロドロフードに切り替えた。

輸液の効果なのかフード切替の効果なのかもわからないけれど、その次の血液検査ではカルシウムの値は正常値に戻った。

多分、王様はそれどころじゃないくらい末期だったし、もしかすると猫にはあまり関係ない情報なのかもしれない。

でも少しでも悪い可能性があるのなら排除しておきたいところ。

今はリン吸着剤がいろいろ出ているので、アルサルミンを使うことはあまりないみたいだけど、一昔前はリン吸着剤としてアルサルミンを処方していたこともあるそうだ。

アルサルミンは他にもアルミの蓄積によるアルツハイマーなんかも副作用としてあるそうだが、よほど長期に使用しないかぎりその心配はないそうだ。

人間のお医者さんでもそうだけれど、処方された薬についてあまり細かい情報は教えてもらえない。

最近は薬の説明書きみたいな物をもらえることが多いけれど、簡単にしか書いてないことが多い。

私自身も突発性難聴で飲んでいた薬が原因と思われる湿疹が出たときに、ネットで同じ症状の人を探してやっとそうかもと思える情報を見つけた。

たしかにちゃんとした知識がない人がネットで調べた情報を鵜呑みにするのは恐いけれど、調べた上でわからないところを先生に訊くと安心できる。

そしてうるさい患者が出来上がるんだけどね(笑

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ベッドはあたちだけのもの
10
2018

ペットドックの結果

CATEGORY腎不全
今回の集中豪雨、エラいことになってますね。
安住の地を奪われることの大変さ、想像を絶します。
水が引いても元の生活を取り戻すのは時間がかかりそうですね。
前回の東北の地震もそうでしたが、自然災害は水が絡むと犠牲者の数が一気に増えますね。
うちは去年のなんでやねん地方の集中豪雨で、ちょっと恐い思いをしました。
もし避難指示が出ていたとしても、あの雨で先が見えない夜の道を歩くのは大変だと思います。
行方不明の方が早く見つかって、少しでも被害が少なくて済むことを祈ります。


今年は5月から雨が多かった。

王様を最初に大きな病院に連れて行った日も雨だったと思う。

なぜか王様の診察の日は必ず雨で、そして重大な宣告の日もやっぱり雨だった。

何度かあったそんな日、診察が終わった王様をキャリーごと抱き締めて泣きながら歩いて駐車場に戻った。

お会計を待つ時間、待合室にいることができず、下僕2に全部お願いして、雨に打たれながら暗い道を歩いた。

車の中で王様を膝に抱いて大声を上げて泣いた。

記憶の中で一番辛くて悲しいのはその時だ。

王様を実際に亡くしてしまったとき、悲しいことは悲しかったが、少しホッとしたところがある。

わずかな時間だけれど、もがき苦しむ様子を見ていたので、王様が苦しみから解放されたことにホッとした。

それまでずっと感じてきた恐怖からも解放された。

王様を失ってしまうという恐怖。

王様が逝ってしまったとき、その恐怖も去った。

もう永遠に王様を失ってしまったのだから。

もう王様がいない世界になって3週間が経つ。

本当にびっくりするくらい、いろいろなものに興味を失った。

日が経つにつれ、王様がいない現実感が増してとても苦しい。

今はなんとか姫様のために頑張って生活をしている状態。

そして今日、姫様をペットドックに連れて行った。

姫様はマイペースなので、王様がいなくなったことをどう受け止めているかイマイチわからない。

特に寂しそうにして王様を探す様子も見られないし、やっぱりベッドでは真ん中に寝ている。

グルーミングをしあうような仲の片割れが先に逝ったとき、残った方もすぐに後を追ってしまうそうだ。

でも姫様を見てると、そんなことはなさそうなのでその点では良かったのかもしれない。

順番が逆の場合、間違いなく王様は病気になってたと思う。

姫様も姿はかわいくてもやっぱりもう高齢猫さんなんだし、ちゃんと全部見てもらうことにした。

ペットドックはかかりつけの病院にお願いした。

朝にお預けして夕方にお迎え。

なんだか久し振りにかかりつけの病院に顔を出したような気がする。

王様を亡くしたときの御挨拶は下僕2一人で行ってくれたので、王様を亡くしてから私は初めての来院になる。

いつも画像診断をして下さる先生とも、主治医の院長先生ともいっぱいお話をした。

姫様は腸の動きが少し鈍いらしく、ガスがたまりがちだけど特に問題はないと言うことだ。

腎臓はやっぱり片方は機能してないだろうけど、もう片方はちゃんと構造を保っている。

胸部レントゲンにも問題はないそうだ。

血液検査でクレアチニンが2.1から2.7に上昇していることが気掛かり。

今、ウンチ観察のためネフガードを中止しているのだが、それはそんなに大きく関係ないでしょうとのこと。

気になるのならもう少ししてからクレアチニンの数値だけ計ってみましょうと言うことになった。

今回は甲状腺ホルモンの数値も計ってもらった。

高齢猫になると甲状腺機能亢進症になることが多いみたいだし。

この数値も基準値内で問題なし。

尿検査の結果、白血球が検出されたそうだが、これはポート洗浄の時でも時々あること。

膀胱内に人工器具が入っているのでこすれて炎症が起きてしまうのはある程度仕方がないようだ。

クレアチニンの数値が上がったことが心配ではあるけれど、特に大きな問題はなさそう。

それでも安心しきれないところはもう仕方がないね。

あのリンパ腫の進行の早さを経験してしまうと、どんなに検診に頻繁に行ったとしても一生安心なんて出来ないと思う。

ときどき、あのときどうやっていたら王様を失わずにすんだかということを二人で考えるんだけど、どうシミュレートしても結果は同じだったろうねという結論にしかならない。

高齢で腎不全の王様、「すぐに麻酔をして内視鏡をしましょう」ということにはならなかったと思う。

そして胃壁の肥厚が認められたときにはすでにもう手の施しようがなくなっていた。

それでも王様は私たちに覚悟する時間と最後に今までで一番濃密に過ごす時間をくれた。

王様の持って生まれた気高さと優しさだね。

私たち夫婦が育てたとは思えないくらい良い子だった。

その王様が育てた姫様は、あまりに甘やかされすぎて大人になりきれなかったみたい。

きっとまだ王様も心配だからその辺から見てるんだろうな。

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世紀末的ヒャッハーな姫様。
ブラッシングで抜けた毛を使ったモヒカン


04
2018

二年間

CATEGORYその他
鍵コメのみなさま。
「やってきたこと」へのコメントをありがとうございました。
他のみんなのためとかっこいいこと書きましたが、誰よりも王様のための記事です。
王様の死を犬死に(猫だけど)にしたくないが故の記事です。
誰かのお役に立てたのなら、王国での王様の地位もますます上がることでしょう。


姫様の尿管結石事件、その後すぐに発覚した王様の慢性腎不全。

あれから2年ちょっとが経った。

その時も毎日がハラハラで辛い日々もあった。

にゃんずが病気になってからは、不要な外出をなくし、一緒にいられる時間をたくさん増やした。

その前は1日3食だったにゃんずの食事を水分摂取のために4回に増やし、投薬、毎晩の歯磨きと王族のお世話に勤しんできた。

最初の一年はそれぞれのトイレの回数や尿の重量、pH、尿比重なんかも毎日チェックしていたし、本当ににゃんず中心の生活を送った。

腎不全を上手くコントロールして抑えてきた去年一年は、王様もほぼ自力でのお食事で、本当に穏やかな毎日だった。

それでもやっぱりずっと一緒にいた。

その前からもいっぱい撮っていた写真、病気になってからは本当にiPhoneの中は猫写真だらけっていう状態になり、おかげで王様の写真もいっぱいある。

今、そのお世話が半分になってしまったことはとても寂しいけれど、にゃんずと過ごしたこの濃密な二年間を本当に宝物のように思う。

そんなのずっとやってるっていう方も多いと思うけれど、もしこの二年間がなければ我々の喪失感はもっと大きくなっていたと思う。

そしてきっと後悔も大きかっただろうね。

本当に猫のことだけを考え、猫のためだけに生きていた日々。

とても幸せな時間だった。

病気がわかったときは、病気にさせてしまった自分たちを責め、辛い思いもいっぱいした。

でもこの時間は猫神様からの最後のプレゼントだったのかもしれない。

あ、でもリンパ腫、貴様だけは絶対許さん!!

ゆっくりと闘う時間をくれた腎不全という病気に比べると、なんて暴力的でえぐいやり方をしたんだ!

でも、良いよ、私も死ぬときはリンパ腫で死ぬよ。

王様が味わった苦しさと痛さをちゃんと私も味わうよ。



王様ととっても仲良しだった姫様。

姫様はちょっと幼いので、王様がいなくなったことをどう受け止めているかわからない。

でも、王様がいなくなってからの姫様は一日中寝ているようになった。

王様の生前は一緒に寝て、どちらかが移動するとまたそれを追いかけてと何かしら動き回っていた。

どちらかというと王様が姫様を追いかけていることの方が多かったけれど。

王様は姫様を本当に大切にしていた。

姫様の入院中は姫様の場所を空けてベッドの半分で寝ていた。

今の姫様は真ん中で寝てる(笑

今は暑い季節だから良いけれど、もう寒くなってもあの猫団子が見られない。

それを思うとたまらなく寂しい。

きっと全ての季節を過ごすまで王様がいないことに慣れることは出来ないと思う。

王様が去ってしまった6月も終わり、7月からは本当に王様のいない世界だ。

大嫌いになってしまった6月が去ったことにホッとしながらも、王様がまだいた6月を恋しくも思う。
29
2018

やってきたこと

CATEGORYリンパ腫
たくさんの優しいコメントをありがとうございました。
辛い経験をされた方、同じ思いを共有して下さって嬉しかったです。



今回、王様が負けてしまったリンパ腫という病気。

今闘っている人のためにも私たちがやってきたことを書いておこうと思う。

王様はあまり症例のない胃のリンパ腫だった。

猫の消化管リンパ腫は腸にできるものが一番多いそうだ。

腸の場合はもし切除になったとしても充分にマージンを取れるので再発リスクも下がるらしい。

王様は胃の幽門部付近を含めて半分ほど切除しないといけないくらいだった。

まず手術に耐えられる体力もなさそうだし、たとえ手術が成功しても術後のQOLが下がるのは避けられなかった。

胃にできた、それも高悪性度のリンパ腫は抗がん剤への反応も悪いそうだ。

その診断が降りたときには王様はすでに貧血が進んでおり、効くかわからない抗がん剤に進む体力が残されてるとは思えなかった。

だからICG-lipoや代替医療に活路を見いだそうとした。

もし、王様に体力が残っていて貧血がなかったら抗がん剤を使っていたと思う。

リンパ腫に対する獣医療のアプローチは基本的に化学療法、種類によっては放射線治療、そして免疫療法だ。

もし、免疫療法に進む予定があるのなら、化学療法は受けない方が良いようだ。

抗がん剤で自らの免疫システムがズタボロになってからでは免疫療法の効き目が出ないそうだ。

悪性度が低く、抗がん剤を提案されていない状態なのなら免疫療法を併用することで進行を抑えられるかもしれない。

悪性度が低いと言われる高分化型リンパ腫。

無治療でも年単位で生存可能だそうだ。

この場合は自己免疫力を高めるサプリを併用しながら上手くつきあえるんじゃないかと思う。

人間の医学界でもまだ標準治療にはなっていないようだが、癌とか腫瘍って体がアルカリ性だと成長できないらしい。

うちがかかっていた代替医療の先生が支持してらした自然療法で、体をアルカリ性にするためにアルカリ食品を積極的に摂らせるように指導された。

具体的には肉魚類を食べると体が酸性に傾き、野菜を食べるとアルカリに傾くそうだ。

でも腫瘍と闘うためにたくさんタンパク質がいるので、置き換えられる場合は植物性のタンパク質に変えた方が良いそうだ。

大豆製品が一番効率が良いそう。

そして肉よりは魚の方がタンパク源として適しているそうだ。

体をアルカリ性にするために我々が一番簡単にできる方法として勧められたのが人参ジュース。

人参を金おろしでおろして絞ったものを1日5ccほど飲ませていた。

そして尿のpHをこまめに計ってpH7.5を目指す。

このpH、ストルバイト持ちちゃんにはちょっと危ないんじゃないかと思うが、(実際王様はストルバイト持ちだったし)高齢猫ちゃんでは、ストルバイトよりもシュウ酸カルシウム結晶の方が多く出る。

最悪ストルバイト結晶が出ても、ストルバイトは溶かせるのでまあ良いかと割り切った。

そして腫瘍の養分は糖分なので、できるかぎり糖分をカットすること。

炭水化物がたくさん入ったフードは避けた方が良いらしい。

キャットフードで育てるかぎり、完全排除は難しいと思うから極力小麦粉が入ったものを避けるように言われた。

そして乳製品も腫瘍を育てる要素があるので乳製品も与えないようにすること。

結局王様は道半ばで去って行ってしまったので、この記事が本当に役に立つのかどうかはわからない。

でも、今闘っているにゃんずとその保護者さんたちに一つのやり方として参考にして頂ければ嬉しい。